主なハイライト
- インフレ懸念の高まりと米ドル安を受け、金価格は前月比 4.5%の反発
- 金は年初来で 6%の下落となっているものの、重要な心理的水準である1,800 米ドル/1 オンス付近まで回復
- ポジティブな投資家心理に支えられ、ニューヨーク商品取引所における買建玉正味残高が 3 月の低水準から 10%増加
- 4 月も金 ETF の流出は続いたものの、流出量は 3 月の 5 分の 1 未満へと大幅に減少
- 中国の金投資は、4 月の国内取引量の減少を反映して低調な活動となったが、2延期された婚礼関連の宝飾品需要からの後押しを受ける可能性がある
- インドでは新型コロナウイルス感染症の患者数が急増しており、第 1 四半期に見られた需要回復の鈍化が懸念される
- アジアの金需要の高まりに牽引され、3 月のスイスの金輸出量は 10 ヶ月ぶりの高水準を記録
- 今後も続くインフレ懸念と金利動向は、金価格の重要な牽引役を担うと
- ワ ールド ゴールド カウンシルは見ている。新型コロナウイルス感染症の患者数の増加は、消費者需要を圧迫する一方で、投資を支える可能性もある。